牛ウイJレス性下痢ゥィ)レス不活化抗原を 含む呼吸器病混合つクチンの免疫効果に関する調査

摘要

牛ウイルス性下痢ウィルス（BVDV1およびBVDV 2 )の不活化ウイルスを含む混合ヮクチンである キヤトルウイン-6の有用性について，BVDV1の弱毒生ウィルスを含む混合生ワクチンの効果との 比較検討を行った。北海道根室地区の酪農場で飼養される育成牛20頭を，ワクチン接種方法の異な る4群に区分し，ワクチン接種後330日までBVDV1，BVDV2および牛伝染性鼻器官炎ウィルス（ゥ シヘルぺスウィルス-1)に対する抗体価を測定した。BVDV不活化ヮクチンにより得られたBVDV1 に対する抗体価は，1回接種および2回接種ともBVDV生ワクチンにより得られた抗体価より低かつ た。調査に用いたBVDV不活化ウイルスはBVDV弱毒生ウイルスと比較して，液性免疫の観点からは 免疫効果は不十分であることが示唆された。