危害分析のないHACCPはHACCPにあらず従事者に対するHACCP教育が鍵

摘要

消費者の食に対する安全意識は年々増しており、鶏卵についても畜産物から食品に格上げとなった。 小売店で販売されているパック卵も工業製品と同様、規格や品質はどれを手に取っても同一であるとのみられ方をしており、クレームや苦情は以前と比較しても厳しくなってきた。 私たちは供給者責任として消費者に安定供給をするとともに安全も供給する責任がある。 よって、私どもとして安全を確保するシステムが重要であり、全GPで共通したシステムを構築しなくてはならないという必要性を感じた。 さらに、第三者の厳正かつ公正な審査を受験できればシステムを正しく評価し、新たな問題もみえるばかりでなく、視野も広がってくるのではないかと考えた。その結果としてシステムは向上し、食の安全という基本概念に基づいた製造管理を行うことが出来るのではないかと考えた。 私どもはこれらの考えにより第三者認証のHACCP導入を決定した。