日本政策金融公庫が調査消費者の食の経済志向が上昇、価格への関心高まる

摘要

㈱日本政策金融公庫は二月、平成二十年度第三回「消費者動向調査」の結果概要を発表した。同調査は、調査趣旨を「消費者の『食の志向』、『国産食品と輸入食品の購入に関する意識と実態』『米の消費』」と題しており、冷凍ギョウザへの毒物混入等の食品の安全を脅かす事件の発生、相次ぐ食品の価格の値上げにより、食に対する不安や関心が消費者の中で高まっている中、実施された。結果として、食の安全、そして国産商品に対する関心は依然として高いものの、金　融危機に端を発する不況の波が　押し寄せている昨今の情勢から、　食の志向の中で、経済志向が最　も高く、食品に関する情報で、　消費者は価格に最も関心がある　という結果が判明した。