早期成園化のコツ 宮内伊予柑北条市客の河内昭一さん

摘要

河内昭一さん（72歳）は、温泉青果農協粟井支部（北条市）で宮内伊予柑を中心に栽培する果樹専作農家である。 河内さんの経営面積は、宮内伊予柑三三a、勝山伊予柑二〇a、普通伊予柑一〇a、デコボン一〇aの合計一六三aである。 　 今回、えひめ、みかん祭り柑橘園地若返りコンクールで、愛媛県果樹研究同志会長賞を受賞した園地（園地名、宮の崎）は、四〇aの四年生の宮内伊予柑園である。 河内さんは、この一〇年間で経営面積一六三aのうち、一二三a　 （七五％）　 の園地を改植した。 残りの四〇aの園地も数年後に改植する計画である。 改植によるメリットは、なんといっても作業性の向上である。 収穫労力はもちろんのこと、せん定、摘果、その他の作業についても老木園とは比べものにならない。