温州ミカンの品質向上対策- ひと味違う西宇和-

摘要

平成22年産温州ミカンは、異常 気象に振り回された1年間となひ ました。春先は低温. 霜害、夏は猛 暑 . 干ぱっとなり、肥大は鈍り、生 育 . 着色遅れなどにより、露地ミカ ンの収穫量は全国で約75万8千卜 ン（前年比78%)に減少し、当管内 においても市場出荷3万卜ン攻防となりました。一方、果実内容は糖度が高ぐ、西 宇和らしい美味しい高品質な果実 に仕上がり、高単価で販売はできたものの、共選別 . 個人別に生産量の格差が顕著に現れ、それが所得の格差に繋がっており、 今後の生産のあり方に課題を残しました。さて、平成23年産温州ミカンは、昨年の不作基調から一転、全国的に豊作が予測される ため、24年産を見据えた2力年セッ卜で基本管理の徹底を図り、「平成24年産を表に」を 合言葉に一致団結して、情熱と工夫でこの難局を乗り切り、消費者が求める安全 . 安心で 美味しい果実を安定的に供給し、日本一の産地として、品質 . 数量とちそれにふさわしい 結果が残せるようよう、今年もあらゆる対策を講じてまいります。