カビ抵抗性植物の開発エリシター結合タンパク質適伝子のクローニングに成功

摘要

高等植物は動物と遠い固定された場所で一生を過ごさなければならない宿命にあり，環境条件の変化（温風湿鼠日射など）ばかりでなく，カビ，ウイルス，害虫などの外敵に対しても移動することなく対応し，身を守らなければ成長することはできない．このような多種多様なストレスに対して植物が独自に作り上げた防御システムを研究することは，環境感ヒや病気に弱い品種を強い晶軌こ変えるための手掛かりに寄るのではないかと期待される．外敵から身を守るシステムとして，一つは静的抵抗性と呼ばれる植物の細胞壁など，外轍が侵入してくる前から予め用意されている独自の防御システムがある．もう一つ，外敵が侵入してはじめて機能し始める動的抵抗性と呼ばれるシステムがあり，静的抵抗性てふ巨分防ぐことができないような外敵から．自らの身を守っている．この動的抵抗性に関係する植物の抵抗性遺伝子が，近年多数報告されるようになったが，これらについては最後に簡単に述べる．