病害防除

摘要

かいよう病は病害虫防除所による2月のいよ かんを対象に行った越冬病斑調査において、発 病ほ場率、発病度とも平年並ですが、南予地域で はやや高い状況が認められています。特に「はれひめ」や「紅まどんな（愛媛果試第28号）」等は 本病に感受性が高いので注意が必要です。伝染 源である越冬病斑は曰中の最高気温が15。Cを超 えると菌が増殖を始め雨滴によって伝搬されま す。夏秋梢等の罹病枝葉は除去し、園内の病原菌 密度を下げます。強風により付傷すると発病が 助長されるため、防風垣や防風ネッ卜等を設置し ます。防除は4月下旬-5月上旬の開花前にコサ イド3000 (2,000倍、炭酸カルシウム剤加用）や ICボルドー66D (80倍、パラフィン系展着剤加 用）等を散布します。