西宇和農協における『甘平』の取組み状況について

摘要

当農協においての甘平の取組みは、平成16年より試験的に高接ぎによる栽培を開始し、平成18年に愛媛県と許諾契約を行い苗木の配布を受け、これをもとに苗木の生産を開始しました。平成20年に約1，000本、21年は約4，000本の苗木を生産し、農家へ配布しています。また、平成22年には約12，000本の苗木を配布する予定です。現時点では、生産農家への供給は不足している状況です。平成20年産の当農協における『甘平』の取扱量は、杓19t（露地10t　施設（無加温）9t）となっており、今後は更に増加することが見込まれます（図1）。今春には、温室みかんから甘平の無加温施設への更新が約80a、露地では4ha程度甘平への品種更新がなされる予定です。