三ケ日町のみかん園地の改植、基盤整備における事例紹介

摘要

三ケ日町の柑橘の栽培面積は、約1，700haあり、そのうち三ケ日町村橘出荷組合員が所有する栽培面積が約1，400haとなります。 その品種構成は早生温州が32％、青島温州が66％、その他柑橘類が2％となっており、高糖系品種である青島温州を中心とした産地であり、10月の早生温州から始まり、年明け3月竜での出荷期間で35，000t程度の取り扱いをしています。 現在の三ケ日町での改植、基盤整備の特徴は乗用式防除機であるスピードスプレーヤー（以下SS）の稼動を考えた園地を作ることです。 もともとの園地の傾斜度が緩かったという好条件を生かし改植、基盤整備を行う際にはSSの導入を前提に考えていたのですが、ここまで徹底できたのは、何よりも生産者の意欲の高まりからでした。