温州ミカンと競合品目の年内販売総括

摘要

平成19年産の京浜市場における露地ミカンの販売実績は1月下旬累計で、数量137，550t（前年比130％）単価174円（前年比63％）と、数量増の単価安での展開となりました。 JA全農えひめ全体では数量44，333t（前年比140％）と、前年を大きく上回る出荷量となりました。 平均単価は192円（前年比66％）と前年を大きく割り込みました（表1）。 今年産の温州ミカンは糖度が高く正品率も高いミカンでした。 しかし、総体で見ると酸は高めであり、流通段階での評価は非常にコクがあり食味評価は高い商品ではありましたが、一般消費者にはやや酸っぱいミカンという評価でした。また、体質が弱く、着荷時点で割れ果、水腐れなどの果実が散見されました。