温州ミカンマルチ栽培管理の問題点と対策

摘要

温州ミカンのマルチ栽培は、糖度を高める最も有効な接触セあり光センサー選果機の導入にあわせて、全国の産地で普及されていまも（表1）本県においても、消費者噌好に対応した高品質でぱらつきの少ない果実を生産するため、マルチ栽培に積極的に取り組んでおり平成15年産では、栽培面積の約15％にあたる1，032haで実施されています。 しかし、昨年、一昨年と気象変動の大きい中で順調に伸びてきたマルチ栽培面積は、平成15年産では前年比103％にとどまっており、マルチ栽培を推進する上で課題を残しています。 （図1）そこで今回は過去2カ年の現状を検証し、その問題点から今後のマルチ栽培管理について考えることとします。