果樹研究最前線(217),キウイフルーツの夏期枝梢管理における, ナフタレン酢酸の新梢伸長抑制効果

摘要

はじめにキウイフルーッの導入が始まつて早三0年以上になる。その間、主要品種のへイワードを中心に多種多様な栽培技術に関する研究が行われてきた。その中で、蔓性の果樹であるキウイフル"ッ栽培の大きなポイントの一つとして新梢の管理の重要性が指摘されている。現在では高樹齢のへイワードが多くなり、比較的穏やかな成育を示す樹が多いが、若木では夏期の新梢生育が旺盛で、この管理の良否が果実生育、品質、収量および翌年の結果母枝の確保などに大きく影響する。