鳥取県におけるナシ害虫の発生動向と防除対策

摘要

昨年、鳥取県ではクワオオハダニが多発生となった。特に、七月の気温が高く、発生を助長したものと考えられる。　また、秋期も平年より気温が高めに推移し」多くの害虫の恕冬密度を増加させる気象条件であったと考えられる。　病害虫防除を考えた場合、初期密度を低密度にすることは重要である。春先から自分の園をしっかりと観察し、防除時期を逃さないように発生初期の防除に努めたい。　ここでは、本県におけるナシ防除暦で使用している農薬を中心に、近年問題となっている害虫の発生状況や防除対策について紹介する。