くだものマIケティング講座第四二回カンキッ作における加工事業拡大型ビジネスモデル(一)—その事業活動と運営体制—

摘要

力ンキッ作における加工事業は、これまで共販体制の下で農協主導で行われ、規格外品を原料として活用する他、生食果実の供給調整手段としての役割も果たしてきました。一方、従来からの小規模な農家自家加工とともに、農家組合や農村女性起業の形態を含め農業者グル—プ、組織による農産加工が部分的に行われていました。こうした中で、農業.農村の六次産業化が農政の重点課題として位置づけられたことを背景に、カンキッ作においても加工品の製造、販売への新規対応など、六次産業化による事業展開が新たな動きとして加速されています。