江戸時代③浮世絵のフラクタル

摘要

江戸時代の代表的絵画といえば「浮世絵」があります。 浮世絵の「浮き世」とは「現実」という意味で、16世紀後半に京都の庶民生活を描いた絵として始まりました。 浮世絵が大衆文化として多く人々に広まったのは、18世紀（江戸時代）になってからのことです。 木版画の技術が向上したこと、役者や美しい女性といった身近な題材が描かれるようになったこと、また、この時代に大衆向けの読み物が人々の間で流行したことがきっかけとなりました。 そのような読み物に挿し絵を描いていた画家たちが、浮世絵の絵師となっていったのです。