北海道地域ァグリビジネス戦略と産学官連携

摘要

デフレ経済の中、政権が交代し、新たな政 府は、デフレ脱却策として大胆な金融緩和を 日銀に圧力をかける形で打ち出しました。し かし、赤字国債が拡大する中、国民への生活 安定の道が本当に実現できるのか疑問視する 向きもあります。過去、旧北海道開発庁を代 表として、多額の公共事業（赤字国債）が道 内各地に投入され、建設、土木業を中心に活発な経済活動が20数年前のいわゆる『バブル 時代』まで続きました。しかしながら、道民 の国への依存体質を招き、今でも自立に対す る脆弱性が見え隠れしています。また、道内 基幹産業である農業についても、昔に比べて 農業生産法人数は少しずつ増加していますが、 全体的に経済生活は安定しておらず、国の戸 別所得補償制度が支えている状況です。ここ に各地域における農協との関係がからむため、 生産者の農業経営も思うように行かないのが 現状だと思われます。