Lathyrus属植物の品質保持に関する研究ースイートピーにおける切り花長，菓面積，草姿（通称、天花間隔）と花弁糖度との関係

摘要

前報でスイートピーの花弁糖度と品質保持との関係が認められた（熱帯農業：49別1：59－60）．そこで本研究では，切り花長と天花間隔，葉面積，花弁糖度との関係について調査した．材料及び方法1花序4花（第4小花が半開）の花について，天花間隔（第1図），切り花長，花弁糖度と採花節の葉面積を調査した．花弁の糖度蝕血億）は，採花して水道水で3時間給水後に，第1～4小花の旗弁と翼弁をまとめて乳鉢内ですり潰して搾汁し，デジタル糖度計曲GO社製，IPR－101α）で測定した．1サンプルあたりの切り花本数は，調査1及び調査2の1月では5本，調査2の2月と4月及び調査3では1本ずつとした．【調査1】2004年12月30日に神奈川県座間市のガラス室で栽培（夜温5℃）した‘ラブリー’を30個体調査した．【調査2】東京農大厚木農場のガラス室で栽培した‘ロイヤルローズ’を2005年1月9日（55個体），2月28日（30個体）及び4月8日（29個体）に調査した．【調査3】大分県宇目町の7園のガラス室及びビニノレ、クスで栽培した‘ステデ　 を1月28日に110個体（4園各20個体，3園各10個体）調査した．