イモ資源の現状と課題　一夕ロイモ栽培の現状から

摘要

イモ類の農学的特徴と栽培の展開 - イモとはデンプン質の地ド部位を利用する作物をさす．利用する部位はおもに塊根（tuberous root， 例えばサツマイモやキャッサバ）や塊茎（tuber．ジャガイモ），球茎（corm，サトイモ）だが例外もある．また，デンプン利用の際に加工を要するクズや食味がことなるクワイなどは「イモ」に入らないなど．その範疇に暖昧さをもつ言葉である（堀川．2003；Matthews et al．2002）．しかしイモ類とくくってみた場合に、共通するいくつかの農学的な特徴をあげることができる．それらの特徴はイモ顎栽培の発展過程においていくらかの影響をあたえてきた．