フィリピン·パンパンガ州ピナツボ火山灰由来土壌のサトウキビ栽培における砂糖収量の改善－施肥改善による砂糖収量の向上－

摘要

ピナツボ山噴火による降灰で収量が低下したサトウキビ圃場の栽培改普を目的に，フィリピンノバンパンガ州アラヤットにおいて施肥改着が剛剛史鬼向上に与える効果を検討した．尿素施肥区（慣行区），化学肥料区（りん軌カリウムを補填），漕肥区（サトウキビ廃糖蜜を主原料としたグルタミン酸発酵副生液由来）∴液肥とバガス堆肥の組合わせ処理区を設け，新値～株出し3回まで，計4年間4作を実施した．4回にわたる収穫の平均可製糖晃，原料茎軋茎数，一芸垂，－茎重維持率（株出しにおける→茎垂の新柄時の－茎誼に対する割合）は，いずれの改善区も慣行区を上回った．稚肥施用区は掛二高かった．平均可製糖崖は平均原料茎韮とのiEの相関が高く，平均原料茎東は，平均原料茎数，平均鵬茎軋平均一茎東経持乳および平均茎長との間に高いiEの相関が認められた。 堆肥施用区は茎数が多く，株出し栽培でも一茎重力潮崩され原料茎垂が多かったが，慣行施肥では株出し移行に伴う鵬茎盛の減少が大きかった。 この結果は，パンパンガ州の慣行的な栽培では，株出しの進行によって茎の発生位置が桟くなり，根圏土壌の容炭が減少して潜水分供給が減り，茎の生育が抑制されて低収になるが，堆肥や液肥施用等の施肥改昔により根圏ニヒ礎の兼水分供給条件が改善され，茎の生育が改首されて多収を得ることが可能であることを示している．