胃癌に対するS－1＋CPT－11療法臨床試験後のSecond－Line化学療法

摘要

われわれは切除不能·再発胃癌に対するS－1＋CPT－11併用療法の第I/II相試験をすでに報告した。この試験中にprogre岳sive disease（PD）となった44例のうち32例にSeCOnd－line化学療法を施行した。 secondr-line化学療法施行例の平均生存期間（MST）は444日で，非施行例（230日）と比較して有意に延長していた（p＝0．Of3）。 レジメン別では有意差を認めなかった。 SeCOnd－line化学療法の奏効率は13％（32例中PR4例）であった。 second－line化学療法奏効例では、second－line治療開始からの生存期間が有意に延長しており，延命に寄与することが示唆された。 またsecond－line化学療法のレジメンをS－1併用群と非併用群に分けて検討したが，first－line治療開始からの全生存期間もsecond-line治療開始からの生存期間，無増悪生存期間も有意差はなかった。