今年の栽培反省と次年度対策―モ モー

摘要

昨年とは大きく異なり，梅雨の降水量が非 常に多く，ここ数年間でもかなり良くないと いえる年になってしまい，大変苦労されたこ とと思います。このような極端な気象条件が 今後続くことはそうないとは思います力s，再 度来たときに対応するための手がかりとし て，本年の生育状況をまとめ，次年度の対策 について考えたいと思います。岡山県の本年の気象をおおざっぱに総括すると，春先からの天候が良く， 5-7月中旬 までは平年よりかなり雨が少ない傾向でした(図1)。その後，8月上旬まで雨が多く （平 年の3倍程度)，日照時間も短い状態となり ました。8月上旬以降は晴天の日が続き，再 度少雨傾向を示しました。生育状況ですが，本年は3月の気温が平年 より1.5-2.5°C高かったため，記録的に開花 が早まるのでは？と心配されました力3月 末に平年並みかやや冷えたため，平年とほぼ 同じか1-2日程度早まった程度でした。結 実については，全般に良好でした。