J A岡山一宮選果場果樹部会モモ生産者の事例 -高品質、安定生産のための栽培ボイン卜とは？-

摘要

平成18年から続く変動の激しい気象環境 は，モモ生産者の頭を悩ます要Wの1つとな りつつあります。モモ出荷量では，平成18年 は2，393 t，平成19年は2， 630 t ( J A全農お かやま扱い）と2年連続となる「不作」と言 .える状況下にあります。平年並みであった平 成17年は3,626 tであったことを考慮しても， この減少量は販売面にも多大な影響を与える 可能性が出てきていることは，本年の1月号 の「平成19年度モモの販売総括と次年度対 策」に記載されていました。また，この記事中には「量」だけでなく， 「品質」の面においても低下がみられるので ないかと市場関係者や消費者に思われている ことが示唆されています。こういった傾向は 岡山の白桃の顔ともいえる淸水白桃でも類に 漏れずみられているようです。