イチジク

摘要

6-7月は新梢が旺盛に生育する時期で す。また，果実が発生，肥大するなど，今後 の良果生産のために重要な時期です。今回は 新梢管理（誘引，摘心など)，土壌管理（追肥， 敷ワラなど)，病害虫防除を中心に書きます。誘引の目的は，結果枝となる新梢を偏らず 均等に配置させることにより，樹全体の日当 たり，風通しを良くし，また葉ずれによる傷 果の発生を防ぐなどして果実品質を向上させ ることです。一文字整枝では誘引は重要な管 理で，全ての結果枝を誘引します。誘引は，6月上中旬の結果枝が40cm程度(展 葉10枚くらレゝ）伸びた頃に行います。片側40 cm程度の間隔で結果枝が配置するよう誘引し ます。枝数がそれより多い場合は，余分な枝 を基部から切除します。