瀨戸町大内の太秋柿

摘要

瀬戸町大内（おおち）は岡山県の南東部に ある。瀬戸町は，かっては赤磐郡に属していたが，平成19年(2007)に岡山市に編入された。 現在は岡山市東区瀬戸町大内で，岡山市の北 東部に位置する（図1上)。大内は吉井川の 右岸に沿った弓状の地区で,川向こう（東側） は備前巿坂根である。地区の西から北側にか けては100-200mの丘陵地が続き，その奥 は森林公園となっている。一方，吉井川に沿 う南北に長い流域平野は水田地帯である。昭 和後期から水田転作にブドウが導入され，当初はマスカット.ベーリ 一Aであった力， 現在はピオーネに変わった。また，平成8年 以降はカキが水田跡地に栽培され，現在，吉 井川沿いの地域と，JAから北東に向かう水 田地帯に分布している（図1右，図2)。