自力施工のできるブドウ棚

摘要

現在岡山県では「ピオーネの栽培面積1000ha」を目指して関係機関が一丸となり推進を行っています。 各地域で規模拡大の推進や新規栽培者の掘り起こしを行っていますが，棚，雨除けなどの施設費用が推進のネックになっている場合も見られています。 とくに新規栽培者にとっては棚，雨除け施設に対する初期投資が大きい一方で果実の販売収入は3，4年後からでないと得られないため重要な問題です。 そこで試験場では強度のある工事用足場管を利用したブドウ棚を作成し，特殊な機械や技術を必要とせず，安価で容易に組み立てられるかどうかを検討しました。 その概要を紹介します。