今月の果樹園管理：温室ブドウ

摘要

11月に入り，山々の紅葉も美しい季節になります。 アレキの収穫もほとんど終わりに近づくとともに，コールマンの出荷が盛期を迎えてきます。 結実している室では温湿度管理，すでに収穫を終えた室は次年度生産に備え，土壌改良や新改植の準備を進めて行きましょう。 夜間の冷え込みが増してくると，果実の品質が悪くなってきます。 そこで，夕刻には全窓を閉めて保温に努めましょう。 全窓を閉めて夜間の保温に努めると空気湿度が高くなりますので，翌朝の窓の開放は早めに行いましょう。 日の出とともに室温が上昇してくるため，果実温と室温に差ができ，果実面に水滴を作るため，これが腐敗や汚れの原因になります。