ハボタン[Brassica oleracea var. acephala. Tsugumi']下胚軸のDIF環境下における伸長成長解析

摘要

ハボタン(Brassica oleracea var. acephala.)）は結球しないキャベツが改良されたアブラナ科の耐寒性園芸植物であり，形はボタンに似ており夏期は葉が緑色であるが冬期になると紫色に変化し，花の少ない冬期における花壇苗として利用されている．従来は花壇用の大株のものが多用されたが，最近ではコンパクトに仕上げた寄せ植多い．このようなミニハボタンの栽ミニハボタンも需要が一般にはわい化剤などの農薬が使用されるが，環境問題の観点から無農薬減農薬の栽培技術が求められているI餅植物の草丈を調節する技術として広く利用されており，草箕ばかりでなく花径などにも効果のある植物が確認されているト4）．本研究はハボタンの草丈調節におけるDIFの有効性を検証するための基礎的な知見を得ることを目的として，ハボタンの寮胚軸を対象として3つのDIF条件下での伸長成長ブヾターンを解析した．