奄美群島におけるカンキッグリ 一二ング病罹病葉の 病徴型による病徴診断の検討

摘要

カンキッグリーニング病（Huanglongbing,以下HLB)は、カンキッ類に樹勢の低下、収量の減少を引き起こし、最終 的に罹病樹が枯死に至る重要病害であり、東南アジアゃフ 口リダ半島、ブラジル等のカンキッ生産地域で甚大な被害を 及ぼしている（da Graca, 1991、Texeira et al, 2005)。本 3丙の病C甲、[ifとしてCandidatus Liberibacter asiaticus(以下 Las) 、 Ca. L. atricanus及びCa. L. americanusのJ ftせ報 告されており、日本で発生が確認されているLasは接木及びミ カンヤンフ；(Diaphorma citri Kuwayama)レよ々7Tcf冗6勺な 媒介により健全樹へ感染する（da Graca, 1991)。日本では、 1988年に沖绳県西表島において発生が初めて確認された後 (Miyakawa and Tsuno, 1989)、沖網県のほぼ全域（河野ら, 1997、内藤ら，2001)及び鹿児島県の奄美群島の一部(濱島ら, 2003、篠原ら，2006)でも発生が確認された。現在、本病の 未発生地域へのまん延を防止するため、植物防疫法により本 病の発生地域から本病原菌の宿主植物、ミカンキジラミ及びその寄主植物の移動を規制するとともに、各自治体において 終息またはまん延防止のための防除を行っている。