ダイズ「サチユタカ」の晚栽培におけるコンバイン 収穫に適した栽植密度、栽植様式

摘要

山口県では2001年3月に「サチユタカ」を安 定多収で，豆腐加工適性に優れることから奨励品 種に採用した。2009年の県内における「サチュ タカ」の作付面積は606haで，全面積の72%を 占める主要な品種となっている。本県平坦部における「サチユタカ」の播種期に ついては，6月中旬から7月上旬が適期とされて いる（池尻ら2007)。しかしながら，この時期は 梅雨期にあたるため，天候が不安定で雨が多く， 計画どおりの播種作業が困難である。また，法人 化等により作付規模が拡大していることも相まつ て，播種作業は7月中旬から梅雨明け後の7月下 旬（晚播）になることも多い。