NERICAおよびァフリ力在来ィネの畑作条件下における特性調査

摘要

急速な人口増加を背景に深刻な食糧不足が 続いているアフリカにおいて、コメの消費量 が著しい増加を見せている。この需要増加に応えるため、アジア起源の栽培種(ひsativd)と 西ァフリ力起源の栽培種(ひghberrima)の種 間交雑によって作出されたのがNERICA品 種群である。これらの品種はアジア稲が持つ 高収量性とァつリ力稲が持つ不良環境への耐 性を併せ持ち、乾燥したアフリカの土地で、 十分な灌漑施設や肥料がなくても陸稲として 栽培できることが知られている。しかし、そ れらの品種特性や不良環境への適応能力に関 する研究は殆ど行われていない。そこで、基 礎情報の収集と育種素材としての価値を評価 することを目的に、NERICAおよびアフリカ 在来イネについて水田作、畑作条件という極 端な栽培条件を設定し特性調査を行った。