江戸東京の自然騒(38)石碑に刻お練馬大根

摘要

渡戸さんの畑を見学したついでに，環状8号線に沿って練馬大根の石碑を見に出かけた．沿道には今でも昔ながらの農家があり，屋敷林としてケヤキの大木が生えている．またまた大通りに面した農家の庭に，柿の大木が二本あり，枝もたわわに実がなっている．あまりの見事な柿の実に誘われ，写真を撮らせてもらおうとした．門を探し，撮影の許可を得ようとしたが，門はなくて出入りは自由だ．広い庭は人影もない。東京都内で，今でもこんな開けっ広げの農家があるんだなと，妙に懐かしく，感心してしまった。ともあれ，柿は隔年結実といわれ，豊作と不作の隼が隔年ごとに繰り返している。 今年（1997年）の秋は，豊作の中でも何十年ぶりかの大豊作らしく，方々から美味しい柿をいただいた．