メロンのトンネル早熟栽培におけるトンネル形状と省力換気法

摘要

メロンのトンネル早熟栽培において、間口2m高さ1m（高／巾比0.5、円形）のトンネルと高さ0.6m（高／巾比0.3、平型）の裾換気トンネルの保温性を3年間にわたって比較したところ、低温期である5月のトンネル内最低気温は、平型の方が円形より約1℃高く保たれた。 その結果、平型の方が着果が約1日早く、平均一果重も大きく、糖度もやや高く、3カ年平均で29％の多収となった。また、低温期に対応した省力換気法としてハウスの側窓フイルム巻き上げ機を用いたトンネルの裾換気法を開発し、その省力性を実証した。