枝肉市況豚枝肉価格は例年より上昇要因が重複

摘要

畜産業界にとって、過去最大の出来事ともいえるBSEが9月に発生したが、10月にはその影響が社会問　 題にまで発展し、風評とともに牛肉　 の消費が大幅に落ち込んだ。 これは、国産牛肉にとどまらず、牛肉と名都っけば、アメリカ産、オーストラァ産も売れ行きが極端に落ち込んザいる。 さらに、これを受けて量販店などの小売店でも牛肉売り場を縮∧している。 反面、豚肉および鶏肉の消費は牛肉からシフトされて急増した。 豚肉については、8月からのSG発動で、輸入チルド価格が上昇している上に、通関量も減少したため、従来であれば安定基準価格を割ることが多かったこの時期に、逆に急上昇した。 また鶏肉もブラジル産モモが1カ月で100円以上の上昇となっている。