家保におけるPEDへの取り組み事例第3回鳥取県で初めて発生した豚流行性下痢と その防疫対応について

摘要

豚性下(p-orcine epidemicdiarrhea。以下、PED)はPEDウィルス(以下、PEDV)を原因とする嘔吐や水様性下痢、それに,う脱水を主徴とする豚の急性ウィルス感染症です。全ての日齢の豚に感染は成立しますが、特に若齢豚で症状が重篤化しやすく、哺乳豚での致死率は時に100%に達します。症状は伝染性胃腸炎(Transmissiblegastroenteritis"以下、TGE)と類似しており、臨床症状のみによる診断は難しく、病性鑑定による類症鑑別が必須となります。日本では2o13年8月に7年ぶりに発生、認され、現在までに全国でlo 4 7農場での発生があり、約150万頭が発症、そのうち子豚を中心に約^万頭が死亡する大流行となっています(農林水産省ホ—ムへ—、、ン〈http ：//www. mail. go. jp〉参照)。