GPセンターにおける洗卵の実態と洗浄効果試臆

摘要

厚生省（当時）は、平成十年十一月二十五日付で「卵選別包装施設の衛生管理要領」を策定しており、その中で卵選別包装施設（GPセンター）における洗卵について「洗浄水及びすすぎ水は、一五〇ppm以上の次亜塩素酸ナトリウム溶液又はこれと同等以上の効果を有する殺菌剤を用いるとともに、すすぎ水の水温は洗浄水温より五℃以上高くすること」と定めている。しかし、ここで言う「同等以上」の基準に－ついては具体的に触れられていない。そこで今回、各GPセンターの洗卵の実態を調香するとともに、実験室内で実際にサルモネラ，エンテリティデイス（SE）を卵殻に付着させ、各消毒の効果を桧討した。