変化に応じた飼養管理を!一マニュアル通りては鶏は飼えない一第2回初期產卵の立ち上げの成否は鶏群の生涯成績を左右する

摘要

近年、採卵鶏の改良は著しく進み、その産卵成績には目を見張るものがあります。90%を超える産卵率が40週以上も持続し、強制換羽にかける時点でもまだ90%を超えていることは珍しくありません。同じように、ピク産卵率はお25-27週齢で96-97％を超える能力を備えている鶏種も少なくはないようです。このような状況下、野外の成績で、産卵ピークがを超えなかったり、29週齢を過ぎてもピーク産卵に到達しなかつたりする成績がほぼ当たり前となつている状況にあることについてを、真剣に考えなければならない時期にきているのではないでしょう力冒頭で述べたような成績が出ないということは、「その鶏群の産卵状態が正常ではない」と判断しなければなりません。そう認識するところから、技術的な検討と原因の究明が行われ、改善が始まります。