熟練ヘルパーをどう育てるか ～酪農ヘルパー事業の現状と課題～

摘要

「食料、農業、農村基本法」の理念のもと、「新たな酪農、乳業対策大綱」（平成11年3月）において、今後の酪農政策の主要な改革の方向が示されたところである。 そのなかで酪農ヘルパー事業に関しては、「労働時間の軽減及び周年拘束性の解消を図り、ゆとりある生産性の高い酪農経営の実現を図るため、酪農ヘルパー、コントラクター等の地域経営支援組織の普及、定着を促進するとともに、各支援組織を一定の地域ごとに統合、ネットワーク化し、サービス機能の多様化と業務運営の効率化による農業負担の軽減を図る」こととされている。