21世紀の家畜衛生研究を考える

摘要

20世紀は原子力やトランジスタに象徴される物理学、工学の時代であったのに対し、21世紀を先導する科学は、生物学と情報学であるといわれている。また、文明論的には、20世紀が収奪型の文明であったのに対し、21世紀は調和型文明の実現を図るべきともいわれている。ところで、21世紀における家畜衛生研究はどうあるべきか。 少なくとも、家育衛生研究は生物学を基礎として成立つものであり、21世紀を先導する科学的素材が豊富に存在している研究領域であることは間違いない。