この3年間で確実に家畜飼料として定着、自給飼料増産の中核をなす稲WCSと飼料用米 一水田を活用した稲WCS 、飼料用米普及のパイオニア、吉田宣夫さん一

摘要

稲WCS (稲発酵粗飼料）の本格的普及は 平成12年度、飼料用米は先駆的事例を除くと 平成20年度からになる。今年度、この2つの 飼料用稲の作付面積は3万haに到達した。 何よりも強調したいのは、地域農業を支える 畜産、耕種の農家が熱い想いで取り組まれて いることと確実に家畜飼料として活用されていることである。本稿では技術普及を通じて 出会い友人となったヒトと地域振興の関わり を紹介してみたい。平成11年から稲WCSの技術普及で各地を訪問することが始まった。数府県を除くと北 海道から沖耦県まで各地の研修会、技術検討 会で畜舎や水田で語り合つてきた。お会いし た方々は1万人を越えたと思われる。