環境負荷物質の鰯に向批エコフィードの開発事惜 --ふん尿、窒素、リンの低減技術の考え方と実践上の問題点--

摘要

この10年間に、飼料、栄養面からふん尿量や窒素、リン等の環境負荷物質の排せっ量を大幅に減らす技術開発が急速に進展した。 いわゆる環境に優しい家畜の飼い方が注目され、そのためのエコフィードが普及しつつある。 これに伴い、従来の飼養標準に対する考え方、養分要求量の表示単位や表示方法においても大きな変換が迫られている。 ここでは、当該技術の普及が比較的進んでいる豚と鶏における環境負荷物質の低減技術に限定して、その基本的考え方を中心に、現場での実践上の問題点についても概説する。