成鶏肉を利用した新しい食品の試作

摘要

卵を採り終わった鶏から得られる成鶏肉は、かつてはテーブルミートであり、貴重な蛋白源として利用されていた。 しかし、昭和二七年ころ、アメリカからブロイラーが導入されると、しだいにブロイラー肉生産量は増加し、昭和三九年ころには成鶏肉生産量を追いこすようになった。 そのため、成鶏肉はテーブルミートとしての利用が減少し、その販売価格も急激に低下していった。