窒素施肥水準がトウモロコシニ雑種の生産性 および粗タンパク含有量に及ぼす影響—ビラール大学農牧および地域開発学部における卒論指導の一例その1一

摘要

本稿から，筆者らによる国立ビラール大学農牧および地域開発学部における卒論指導、その 成果について報告していく。前報でも繰り返し記した事項である力、2010年4月から2012年11月までの2年8力月，パラグ アイの前記大学に赴任したが，当初は学長室に所属となって，同国南東部原産かつ天然甘味成分（グ リコシド）を有するステビアの導入'栽培プロジェクトに参加することとなった（ビラールは同国西 部に位置し，前記南東部とは同緯度にあっても低肥沃土壌&湿原地帯である）。このステビアの話 は，直接本誌『畜産の研究』とは関係ないと考えるので報告は控えるが，他方，農牧および地域開 発学部を訪問した際，筆者の準カウンターパートとなるIng. MSc. AlbertoBottinoに目が留まり， 配属先学長室を通じて，筆者に対して土壌肥料、統計学関連の特別講義、何名かの学生の卒論指導 の協力依頼を受けたことによる。