ニュージ—ランドにおける/ヽーブ.ヘラォォ/くコの 研究と普及の現状

摘要

安全で品質の高い畜産物は健康な家畜から生産 されるに違いない。家畜を健康にして，人の健康に も良い畜産物の生産を目指し，このために飼料用 ハーブを利用することを考え，へラオォバコについ て栽培から家畜への給与について一連の研究を 行った。我が国では，ハーブ類を家畜生産のために 利用するに至っていないが，ョ一口ッパでは自然草 地の中に多種類のハーブが混生し，牛や羊等は牧草 と共にハーブを自然に摂取している。また，ニュー ジーランドではチコリ一やへラオォバコがその生 産性の高さや家畜に対する健康機能性等の観点か らぺレニァノレライグラスやシロクローバ等の牧草類と同様に放牧地の主要な構成草種の一つとして 認知され，生産性や機能性に優れる新しい品種が 次々に育成され，農家への普及が進んでいる。