動物園水族館関係者を対象とした専門職的な大学院に関する意識調査

摘要

現在，酪農学園大学は，大学改革の一環として，大学院構想検討委員会（委員長市川: 研究推進センター準備委員会兼務）を設置し，専門家養成の修士課程（2011年4月に開講予定）の原案策定作業が実施されている。その中には本学の酪農学部，環境システム学部および獣医学部から選抜された教員と学外専門家により，動物科学に広く対応した専門家養成のための課程が含まれている。特に，獣医学部からは2008年1月，動物衛生学（以下，衛生），保全医学（以下，保全），生産および伴侶動物医療学（以下，それぞれ生産、伴侶）のコースが提案された。なお，本文を執筆している2009年2月時点では，若干変更があり，動物衛生学と生産動物医療学との融合が，また，保全医学は環境システム学部提案している野生生物保全学との擦り合わせが提案されるなど，結論は未決である。しかし，いくら優れた結論であっても，ニーズが無ければ画餅である。そこで，下記要領に従い予備的な意向調査を実施したので報告したい。