環境と調和したジャガイモそうか病防除技術の構築

摘要

わが国にジャガイモが伝来して以来既に400余年を経過し，今日ではジャガイモは日々の食事に欠かすことができない重要な食材となっている。 ジャガイモ伝来の地であるとされる長崎県は，北海道に次ぐ全国第二位のジャガイモ生産地であり，中でも島原半島を含む島原、南高地区は県下有数の産地である°しかし，昭和40年以降，ウンゼン．タチバナを始めとする暖地二期作用品種が普及し，連作年数が拡大するに伴い土壌伝染性病害であるそうか痛が大発生するに至った。