買取サービスの専用ウェブ立上げ海外展開も加速

摘要

レアメタルリサイクラー大手のメタルドゥ（山頻敏彦社長）は，今年度の経営課題にかかげてきた顧客満足（CS）の向上として買取サービス「ドゥボックス（DOBOX）」専用のウェブページを立ち上げたほか，インドネシアやベトナムでリサイクル網の構築をめざすなど海外展開を進める。ドゥボックスは14年春に始まった，町工場などの中小排出先にとって使い勝手の良い買取サービス。メタルドゥが小型からドラム缶サイズの大型までの専用ボックスを排出先企業に貸出し，スクラップが一定量たまった後に，着払いで発送すれば買取る。他のスクラップ回収網が対象とする超硬チップだけではなく，ハイスのほか，切削したレアメタルのくずなどが混合したまま回収できる。要望によっては写真の添付まで行うなど丁寧な検収報告を行い，発生元企業は発送から最長9日で料金を得られる。これまで営業担当者をつけて採用拡大を進めてきたが，サービスが軌道に乗ったことから，今後は展示会のほか，専用のウェブページを使い，買取サービスをアピールしたい考え。