中国が国家備蓄の再実施で価格維持図る先進国の自動車は回復も中国の鉛電池向けが低迷

摘要

アンチモンは，11年ごろから中国の需要拡大が一巡し国際相境の調整が続いているものの，世界供給の大部分を握る中国の大手鉱由会社が国家備蓄などで相場維持を図っている。昨年の需要は財政危機に見舞われたEUが低迷したほか,中国も鉛電池向けがリサイクル原料にシフトしたことから、世界需給が緩んでいる。