レアメタル海外鉱山権益の拡大を推進 米アラスカ州で金·銀·アンチ鉱脈発見

摘要

住友金属鉱山と住友商事は，それぞれ米子会社を通じてアラスカ州で共同実施しているストーンボーイ探鉱プロジェクト（フェアバンクス市の南東約85km）で行ってきたボーリングの結果，モンテクリスト地域ナオシ地区で金·銀·アンチモンを含む鉱脈の存在を確認した。同プロジェクトは1991年から実施されており，2009年7月に住金鉱，住商の両社で100％の権益を取得したポゴ金鉱山はこのプロジェクト推進の過程で発見された。また，2009年6月～2010年6月にはJOGMECとの共同プロジェクトとして進めてきた。住金鉱は2009年度中期経営計画で，長期ビジョンとして年間産金量30tの海外鉱山権益の獲得をめざしている。なお，2011年はポゴ鉱山での産出金量は地金換算で11．5t（上期5．6t，下期5．9t）を計画している。