中国向け鉱石価格は08年ピーク時の約半分に回復

摘要

南アフリカでは5月10日から港湾と鋏道の棄働組合がストライキを行なっており，マンガン鉱石の船積みは通常の半分程度の効率で動いているといわれており，今後相場などのへの影響ほ不透明としている。中国向けマンガン鉱石の5月積みスポット価格が7.85ドルと4月の7.50ドルから上昇した。2009年夏を底にBHPビリトン豪州産マンガン鉱石（43.5％品，乾量純分Mn1％，CIF，中国港）価格が09年9月積み3.50ドル，10月4.50ドル，11月，12月が6.00ドル，2010年1月が6.50ドル，2月，3月が7.50ドル，4月が7.50ドルで推移していた。ピークの2008年7～9月の16ドルのほぼ半分に値を戻している。マンガン鉱石生産者の南アフリカのアソマン社，ガボンのコミログ社などもBHP豪州産の価格をベースに追随している。