第一稀元素／田中化学が新粉末合成法を開発導電性や通気性の向上で約2割の出力アップ

摘要

ジルコニウム化合物·最大手の第一稀元素化学工業と，ニッケル化合物など2次電池電極材料メーカーの田中化学研究所は，固体酸化物型燃料電池（SOFC）の電極（アノード）材料として低温用NiO－ScSZ（スカンジア安定化ジルコニア）複合粉および，高温用NiO－YSZ（イットリア安定化ジルコニア）複合粉を共同開発した。 サンプル出荷を行っていく過程で得られるユーザー側の評価をフィードバックし，さらに高性能化を進めることで2008～2010年にも量産体制を確立し事業化をめざす。 サンプル品の出荷など当面の窓口は第一稀元素が行う。